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sideA インタビュー:千田若菜/ジョブコーチ トップページへ




−千田さんがジョブコーチになろうとしたきっかけを教えていただけますか?

私はもともと臨床心理を専攻していて、大学院でも臨床心理をやっていました。臨床心理をやったのは、もともと障害のある人たちと関わる仕事をしたいなと思っていて、その手段として臨床心理を選んだんですよ。ただ、その手段として選んだはいいのですが、やっぱりなにかまちがっちゃったかなと思うことも多くて。臨床心理の世界っていうか研究室のなかでは、本当に私のいうことが通じないような人たちがいっぱいいて、そのなかで唯一いろいろな人たちの話を聴きにいったり、いろいろ情報収集していくなかで、ジョブコーチについての話がいちばんすんなりと私の中に入ってきたんです。その前は、障害のある子どもの療育の仕事を大学院に在学しながらしていて、イメージつくかな?ちっちゃい子、障害児の、そうそう、小学校にも特殊学級があったんですけど、かもめ学級という・・・。

−それはけっこう大きかったですか?

あ、大きかったと思います。私はどういうわけか、幼稚園も、小学校も、中学校も、ずっと特殊学級のある、幼稚園も統合教育、統合教育って障害児がいっしょにクラスにいたんですよ、私のいってた幼稚園は。で、高校に入って、横高に入ったら、「あれ?なんで出会えないんだ?」って(笑)。

−ま、そうでしょうけど(笑)。

当たり前なんだけど。進学校なんだから。でもホントに単純な疑問っていうか、こっちから会いに行かないと出会えないんだってことに気づいたんですよ。それまでは身のまわりに障害のある人たちが普通にいるのが当たり前の場で育ってきたので、高校に入ってホントに衝撃的だったんですよ。自分から会いに行かなきゃ会えないんだって。「いったいどこにいるんだ?障害のある、私がいままでつきあってきた人たちは、いまどこにいってるんだ?」っていう。やっぱり、そこがひとつ大きな気づきだったかなって思うんで。それでけっきょくボランティアとか高校からやりはじめたんだけども、そこから派生して大学でもボランティア・サークルに入って、その、急に思いついたとかではなくて、もうむしろ、たぶん、子どものときの環境がそのまま継続していって、いまこういうことに興味をもってるんだなぁていうのは、つくづく最近感じることです。

−それはとてもすてきなことで。なかなかできることではないですよね。子どものころから描いてたものが、そのまま大学でも学べて、さらに仕事にできるというのは。そうできることではないですよね。

うん、そうですよね。ただ、本当にそれは、私が強い志をもっていたとかそういうわけではなくって、いっしょに生活するのが当たり前だっていうような視点をたまたまもっていただけなんです。普通だと、あんまり障害のある人と接する機会がなく大きくなってくる人のほうが世の中には圧倒的に多いと思うから、「なんで普通に接しなきゃなんないの?」とか、そういうとこから入ると私のみる視点とかはすごいことなのかなと思うのかもしれないけど、私にとってはただ当たり前のことだから、とくに志があったわけではないんです。ただ、それはごく当たり前の視点をもちつづけて、大学にいけたのがよかったかな。
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