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sideA インタビュー:千田若菜/ジョブコーチ トップページへ





−まず、ジョブコーチというお仕事ですが、あまり知られていないお仕事だと思うのですが、簡単に説明していただけますか?

ひとことでいえば、障害のある人の職場に付き添って仕事の訓練や職場の環境を整えるというのが仕事です。障害のある人が一般就労するのにあたって本人のサポートをするのが一番なんですけど、企業側もサポートするという感じで仲立ちに入って、障害者の一般就労を手助けするというお仕事なんです。まだ日本ではぜんぜん浸透してないんですけど。どんな仕事かというと、とってもとっても働くにはむずかしいだろうと思われる人と企業のあいだにジョブコーチが入って、一般に就労できるようにあらゆるサポートを提供するお仕事です。

−障害者とは、知的障害者のことですか?

私がいまサポートしているのは知的障害者です。身体障害とかで知的に問題のない人たちは、けっこうデスクワークができるので企業で雇われているという実績は多いんですけども、やっぱり知的障害者というのは企業で雇われているという実績はあまりないので、そういう人たちをよりサポートできればというふうに考えています。

−知的障害者ですと、障害者の人たちが工場などに集まって、なにか食べものをつくったりして働いていたりというのがありますよね?私の親戚にそういう仕事をしていたりする人がいまして、よくその人の家にいってクッキーとかケーキをいただいたりしてとてもおいしかったのを憶えているんですけども、そういうのとは違うのですか?

そうなんです。企業に入るというのがポイントで。それは、たぶん特例子会社かあるいは授産施設だと思うのですが、授産施設だったら社会福祉のわくで本人たちがそこに集まって、その人たちができる活動をしているんですけど、特例子会社だともうちょっと違って、一般の企業が出資してつくった子会社のなかに障害者を集めています。ジョブコーチが入るのはそのどちらでもなくて、ジョブコーチの仕事のめざすところは、普通の一般の職場のなかに彼らが入ることです。

−障害の程度などにもよると思いますが、具体的にはどのような職業に就けるのですか?

もうさまざまです。私の所属する社会福祉法人の事例が主なんですけれども、たとえば、コープの配送センターに3人の障害者が入っているんですけど、そこでは伝票の整理の仕事だとか、ひとりは清掃・お掃除専門でやっているし、配送会社なので返品されてきたものなどの処理をする仕事だとか、いわゆる片手間の仕事、いままでパートさんを雇ってやってもらっていた仕事を一手にひきうけたという感じが大きいですね。細々とできることで、なおかつ、ルーティンワークでできること、くりかえしでできるようなことをひきうけています。ジョブコーチって、私はやったことないんですけど、職場開拓も仕事なんですよ。アポをとっていって「障害者雇用についてちょっとお話をきかせてください」っていうことからはじまって、職場のなかに入っていって、そこでできそうな仕事を観察してみつけてやらせてもらう。そういうところからはじまるので、こういうものっていうのもなく、ホントにその場で開拓していくみたいです。この部分は私もぜんぜんやったことがないので話にきくだけですが。

−健常者でも大切なことだと思うのですが、仕事をたのしんでやっていますか?障害者の方は。

はい。たのしんでます。なによりも、あのコープの彼ら3人に共通するのは、仕事が好き。お仕事は好き。仕事はしたい。とてもとても私がやったら「もーう、やってられない」仕事というのを1日かけてしっかりとやっているんですよ。「ホントよくつづくなぁ」って思うんだけども。それなのによくやっていると思います。みんなたのしんでやってます。それがまぢかにみられることが、きっと、ジョブコーチの動機付けのいちばんかなぁって思うけれども。
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